水虫女
恥ずかしながら、水虫になった。
こんな私に、清楚で、お綺麗ですね。
て、言ってくれた男子、サーセン!
絶対、水虫なんかならないと思ってたのにぃ。
先週あたりから、右足の裏だけ皮がめくれてきていて、昨日、なんだか皮が硬くなってきて痛いし、だんだん不安になってきた。
痒みはないし...水虫じゃない!
て、信じたかったから、ネットで調べて、緑茶パック買ってきて、足湯したりした。
しかし、しらけた顔で、とうとう夫に「病院いきなよ」て言われた。
「俺、また水虫なるのやだよ」
夫は、過去に水虫でかなり苦しんで、何年か前に飲み薬で完治したらしく、水虫の恐ろしさを知っている。
彼が、病院を勧めるのは説得力があった。
あんたがうつしたんやないの?
とも考えたが、言うのやめた。
今朝、慌てて皮膚科にいった。
開院10分前に着いたのに、皮膚科て、なんでいつもあんな混んでるんだろうか...すでに1時間待ち。
ネット予約もできるらしいが、初診はできないらしい。
しかし、私の後も初診の人が続々現る。
1時間を覚悟していたが、20分くらいで、名前を呼ばれる。
明らかに診察室ではない場所に呼ばれ、ベッドに座らされ、看護師のおばさんが、私の足の皮を採取し、
「水虫チェックする」
と露骨に言われた。
想像するに患者を早くさばくために、検査ですぐわかる水虫患者を看護師で先に対応させたのだろう。
もうこの時点で、水虫確定みたいな気持ちになる。
途中で違う患者が、同じ場所に通され、奥のベッドへ消えた。かなりきまずかった。
ソワソワしてしまう。
五分くらいして、違う看護師さんが来て、医師がきた。
「菌いたから...あ、水虫ね!1日1回、薬塗ってね」
これまたでかい声。
医師は立ち話みたいな感じで私に伝え、そのまま、奥の患者のとこに行った。
これが、診察?
その後、流れ作業だ。
看護師のおばちゃんが、クリームを両足に塗ってくれたが、ガーゼを両足にまかれた。
サンダルの私...めっちゃ恥ずかしい。
絶対、水虫!
て、わかるし!
待合室にもどった私は、恥ずかしくてしゃあないし...。
しかも、隣接した薬局でも、薬剤師のおっさんが、大きな声で薬の説明され、もう地獄...。
違う病気のフリして、足引きずろうかと思ったよ...。
けど、最後は開き直れた。
水虫だって好きでなったわけやないし...ここにいる人、誰も知らないし!
水虫でお悩み女性、家から離れた皮膚科、オススメします。
職場近くなんて、もっと駄目ですよ!
はあ。
また、二週間してら診せにいかなきゃ...綺麗に治るといいなあ。